いよいよ超望遠レンズの登場です。
Nikkor-P AUTO 600㎜ F5.6。
レンズ本体にフードを装備しています。
大きすぎてウチの撮影台では撮ることができませんでした。
1964年、東京オリンピックの時に世に出たレンズだそうです。
当時は「ロクゴロー」とでも呼ばれていたのでしょうか。
詳細を調べてもあまり情報が出てこない。
ネットではレア玉とか貴重品とか珍品とか骨董品とか色々書かれたりしていますが、案外安く手に入れることができました。
35910円と、ほぼ衝動買い。
まさか超望遠レンズを衝動買いする日がくるとは(笑)
当時のNikonの技術の粋を集めて作られたレンズです。
当時はいくらで売っていたのかは分からないのですが、おいそれと買える値段ではなかったことは間違いないと思います。
当時に所有していたら一目置かれていたことでしょう。
特殊な機材だけに色々想像が巡ります。
このレンズ、当然ながらマニュアルフォーカスです。
しかし、手持ちの撮影だと重すぎてピントリングを回すことができません。
かなりのフロントヘビーなレンズなのでレンズの重量を支える腕がもう一本必要です。
三脚か一脚に据え付ける必要があります。
手持ちで使おうと思ったら「置きピン」にして、タイミングでシャッターを切るほかなさそうです。
いずれにせよ、このレンズを手持ちで使いこなせたら相当なもんです。
そして、機材をしまう防湿庫にもカツカツですが収まりました。
ネットでよく見かける「防湿庫はできるだけ大きいのを買え」という言葉を信じて、それを実行して救われた瞬間でした。
この600mm、買った値段は安かったとはいえ貴重な機材なのですから大切にしたいものです。
というわけで、本日は福知山、KMA鬼の里飛行場へお邪魔しています。
0720時着。
クラブでKMAの飛行場を借りての飛行会です。
ここの飛行場も広くて滑走路もキレイでとても環境がいい。
来月にはこの場所でスケール機の大会が催され、それに出場する予定なので事前の練習にも申し分なし。
本日の機体はいつもの飛燕と、ポンコツ号の親玉みたいな機体、「ヘビージャンボ」です。
何年ぐらいに販売していた機体なんでしょうか、かなりの年代物ですよね。
エンジンはサイト―の17cc、ガソリンエンジンです。
このヘビージャンボ、本来は胴体にカメラを積んで空撮を目的とした機体です。
いまや空撮なんてドローンで当たり前にできる時代となったので、ヘビージャンボにはわざわざカメラを積んでいません。
そのかわり、カメラスペースは荷物室にして底面をハッチにし、ハッチ扉をサーボで開閉できるように改造しました。
空中で物を投下できる仕様です。
荷物室内にはパラシュートフィギュア2体が乗っています。
ちなみに空モノラジコンによる空中投下は法律により規制されています。
「空中投下ができる仕様にした」話なので、実際に使ったかどうかは闇の中へ葬らせていただきます。
この機体はバルサキットで購入、完成まで約7ヵ月でした。
機体が大きいので我が作業スペースでは何かときつかったのですが、かなり頑張りました。
主翼に機体名を貼っておいたので分かりやすいです。
胴体は紙張りのウレタン塗装で、翼関係はフィルムを張っています。
次のYS-11のカット4枚は、Dfで600mmの撮影画像です。
貴重な“人様へお見せできる写り”の画像です。
当クラブ会長のフルスクラッチの機体です。
安定飛行でした。
レンズのF値は5.6の開放です。
半世紀前のレンズはこんな写りなんですね。
ボケにクセがなく、とても綺麗です。
歩留まりはさすがに悪いですが、侮れません。
こちらはT則氏の機体。
ゴム動力のフリーフライト機にRCメカを積んだ機体。
XKの機体のメカを丸ごと移植したとのこと。
6軸ジャイロがバッチリ仕事をしてくれ、超安定飛行でした。
K原パイセンのトロ―ジャン。
サイト―のグローエンジン、星形3気筒200(33cc)です。
今日が初飛行。
ファーストフライトでタイヤが1個落っこち胴体着陸でした。
しかし、見事な着陸で機体は無傷。
ここの飛行場は普段電動機がメインとのこと。
飛行場の正面には川が流れており、川向こうの住人から圧をかけられているため騒音チェックは厳しく行われていました。
会長の機体。
フルスクラッチのデフォルメした機体なのかと思ったら、普通にバルサキットを作った機体で、しかも実機が存在するスケール機だとのこと。
前日、血豆が潰れたT田氏。
今日もオシャレなシャツです。
今度奪います。
Y川氏のP-47サンダーボルト。
サイト―のグローです。
今日の飛行会は、4、5日前までは雨が降る予報でしたが持ちこたえてくれました。
ですが、朝の内は無風のグッドコンディションでしたが昼前からかなりの風が。
せっかく来たんだし頑張って飛ばしましたが、滑走路が長いので余裕をもって飛ばすことができます。
1500時頃には撤収。
次に来るのが楽しみです。
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