皆さんは、トリム調整は得意でしょうか。
プロポを手放ししても飛行機が真っ直ぐ飛ぶくらい調整するでしょうか。
たまにトリム調整をあまりしていないのかなと思われる人がいます。
このトリム調整に関しては、かなり個人差があるようです。
気にしない人は本当に気にしない。
機体が傾き出してもほぼ無意識で修正しているのだと思います。
トリムに限らず機体の重心位置に関してもあまり気にしない人もいます。
逆に重心位置を徹底的に合わせないと気が済まない人もいます。
僕の場合は、トリムは神経質に調整しますが重心位置に関しては割と適当です。
本人がそれで気にならない、気にしないのならそれでいいと思いますが、できることなら素直に真っ直ぐ飛ぶ飛行機の方が飛ばしやすいだろうし見ていて気持ちいいものです。
トリムのズレを気にしない人でも飛ばしてられないほどズレていたら調整すると思います。
初飛行の時なんかは、飛ぶなり見る見る機体が傾いていきプロポのスティックから指を離せないほどのことがあります。
あまりにトリムのズレが激しいと、横にいる人にトリムを触ってもらって調整することもあるかもしれません。
しかし、自分一人でなんとか頑張らなければならない時もあります。
そんな時には傾く方と逆の側に大きく傾け、その隙にプロポのスティックから指を離しトリムを入れます。
飛んでいる機体がダウンに行く時は大きくアップ、右にバンクするときは左に大きくバンクさせるということです。
トリムのズレが大きいと一回では調整しきれず、何回か繰り返すこともあります。
トリム調整が取れるまで生きた心地がしない時もあります。
普段飛ばしている機体がきちんとトリム調整ができているかを今一度確認してみるのもいいと思います。
エレベーターのトリム調整に関して、スタント機やアクロ機なんかの競技用の機体なんかは水平飛行で若干ダウンに調整することもあります。
この手の機体というものは、主翼の翼形が完全対象翼、上半角なし、取り付け角0度となり理屈上正面でも背面でも同じ飛びとなります。
完全な水平飛行だと上向きの揚力は発生していません。
微妙なアップトリムにより主翼に迎角を与え揚力を得ています。
つまり、エレベータートリムが完全にセンターだと正面、背面ともダウンのトリムとなるのです。
それでも正面の時に飛ばしやすいように若干のアップトリム、つまり正面でややダウンとなるように調整します。
そうすることで背面になった時にはスティックのダウンを打つ量を少なくでき、背面の演技を行う際に操作しやすくなります。
僕の場合はそこまで極めていませんので、全ての機体のトリムは正面で水平安定飛行するような調整としています。
初飛行の機体や修理したばかりの機体なんかの場合、離陸した機体がどっちに傾いていっても対処できるように心構えをして、手に負えないほどの場合にはすぐに下すことも選択として頭の中に入れておきましょう。
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