今回は、フォーポイント・ロールの説明となります。
普通のロールの場合、一周回る間はエルロン入れっぱなしで一気に回りますが、フォーポイント・ロールでは一周のロールの間に3回ポーズを入れます。
機体が90度回ったらストップ、90度回ったらストップを繰り返して一周のロールを行います。
一周のフォーポイント・ロールを行うと、機体は2回 “ナイフエッジ状態” になります。
フォーポイント・ロールの前にナイフエッジの説明がいいかとも思ったのですが、僕の感覚ではナイフエッジを数秒維持するよりナイフエッジ状態が一秒あるかないかで済むフォーポイント・ロールの方が取っ付きやすいと思い先に説明することにしました。
ナイフエッジとは、機体が90度横向きに飛んでいる状態のことを言います。
詳しくはナイフエッジの説明の時に解説しますが、90度横向きで飛んでいる時の飛行機は主翼の揚力が得られていない、とだけ覚えておいて下さい。
最初にトライするときは、形だけを意識する感じでとりあえず90度で止めながらロールをしてみましょう。
普通のロールより時間がかかるので、その分機体の高度も落ち気味になります。
初めてロールを練習したときのように、機体を上昇させながらの練習をオススメします。
ロールの説明の時に解説した「背面時にエレベーターのダウン」の操作を取り入れて高度を保ってください。
慣れてきたら、ナイフエッジ状態の時にラダーを入れるようにします。
機体がナイフエッジの時に上昇方向へ向くようにラダーを入れます。
つまり、機体が右に90度バンクしていたら左にラダー、左にバンクしていたら右にラダーを入れます。
フォーポイント・ロール中は、エレベーターとラダーを駆使し高度を維持します。
ラダーとエレベーターの複合打も必要になるかもしれませんし、プロポの左スティックは大活躍となります。
演技中にラダーを使いだすと、途端に操作がややこしくなります。
ナイフエッジ中のラダーの打つ向きを頭の中で十分理解してからトライしてみましょう。
フォーポイント・ロールを4秒ほどかけて行うと落ち着いた感じの演技となり見栄えが良くなります。
ゆっくりな演技ほど難しい、と実感できると思います。
フォーポイント・ロールのバリエーションとしてエイトポイント・ロール、シックスティーンポイント・ロールもあります。
スリーポイント・ロールも攻略しがいがあります。
一流のラジコンマンを目指している皆さんなのですから、抜かりなく練習しましょう。
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