ひと口にハッポー機と言ってもラジコン飛行機に使われるハッポー素材には種類があります。
大きく分けるとEPPとEPOがあります。
画像の派手に破損した飛行機はEPOの機体です。
この状態になっても根性があれば修理可能です。
画像の機体も修理をおこない再度飛ばすことができています。
飛行機が墜落したときは、飛行機の細かい破片一つ残さず回収しておくと修理作業が楽になります。
EPPとEPO、どちらもいわゆる発泡スチロールです。
見た目は発泡スチロールなのですが、ラジコン飛行機に使われている素材はかなり丈夫な部類の物です。
初めてハッポー機を見たときは軽く衝撃でしたね。
こんなの直ぐに壊れるんじゃ?と思ったものの、実際飛ばしてみるとかなりの耐久性があることが分かり、ハッポー製故の機体の軽さから飛ばしやすい機体が多く揃っていて、なかなか侮れないと思ったものです。
そして、何と言っても壊れたときには修理が簡単に済みます。
裂けたり折れたりしても接着剤でくっつければ大体直ります。
しかし、世間に出回っている接着剤が全て使えるわけではないので接着剤の種類を確認する必要があります。
発泡スチロールが溶けてしまう接着剤もあるので、十分に注意が必要です。
発泡スチロール用と書いていれば大丈夫です
瞬間接着剤も発泡スチロール用があります。
但し、EPPには通常の瞬間接着剤が使えます。
力が掛かる箇所にはエポキシ接着剤が使えます。
欠けてしまった箇所には軽量なパテを使って埋めてもいいです。
冒頭の画像の機体のように、墜落すると発泡スチロールなだけに潰れたり折れてシワになったりすることがあります。
そんな時は熱を加えることで修正することができます。
修正したい箇所をお湯に浸して加熱するのですが、お湯の温度は85度ジャスト。
きっちり温度計で測ります。
85度より低いと効果がありません。
85度を超えると問題が発生します。
85度を超えるお湯に浸すと発泡の粒々がボコボコと膨らんでしまい、見た目が非常に悪くなります。
一度膨らんだ粒々は元に戻せません。
85度という温度は、数年前に僕が実際に作業で導き出した温度です。
もしかすると数年の間に85度では対応できない素材が出ているかもしれません。
なので、まずは85度より低い温度で様子を見ながら作業に取り掛かる方が安心かもしれませんね。
そんな修理しやすいハッポー機ではありますが、修理を繰り返していけば徐々にクセが出る機体になっていったり、または重量が増えてしまい飛ばなくなったりするものです。
最終的には明らかに「ダメだなこりゃ」といった機体になりますので、その時にはあきらめて買い替えましょう。
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