ラジコン飛行機のバルサキットというものはいかにも模型といった趣のものとなり、箱を開けると中身はバラッバラの木片が詰まっているだけといった無愛想な製品です。
パーツとなる木片の他に実物大の図面が入っています。
この図面を見て照らし合わせながらパーツを組み立てていくことになるのですが、ある程度の予備知識が必要です。
その予備知識ですが、ネットではあまり情報が見つかりませんでした。
予備知識を得ようと思うと専門書を手に入れ読むのが早いと思います。
とは言え、今時そんな本は売ってないんですよね。
古本とかを地道に探すしかありません。
ですが、初心者を対象とした機体、例えば「ポンコツ号」シリーズといったシンプルな構成の機体であればそれほど深い知識も必要なく作り上げられるかもしれません。
作るときは図面を読み取って理解する必要があります。
使う接着剤も、接着する箇所によって種類を使い分けなければなりません。
キットを組み上げただけの状態を「生地完」(きじかん)といいます。
生地完になった機体の表面には被覆をするのですが、アイロンで貼るフィルムを使うのがお手軽なうえ軽量なので、初めての機体にはまずフィルムを貼ることをおススメします。
その後リンケージを組んでメカ類やモーター、またはエンジンを積み込むのですが、基本的にはお馴染みのハッポ―機と同じ仕組みなので理解しやすいと思います。
完成した機体を初めて飛ばすときは、たとえそれが入門機であったとしても期待と緊張が入り混じった何とも言えない気分になります。
バルサキットの多くはキチンと作ればちゃんと飛ぶように設計されているわけですが、作った本人からすればあのバラッバラだった木片を自分で組んで、苦労して完成させた飛行機が飛ぶのだから感動も大きいものです。
それにバルサキットというのは元から作るので改造も容易くできるんですね。
例えばエンジン搭載を前提としたキットを電動機として仕上げるような改造も割と簡単にできます。
モーターやアンプを冷やすための空気の取り入れ口や出口を自分好みにカッコよく作れます。
バッテリーの搭載方法を考えるのも楽しいものです。
そんなひと手間入れた機体になると更に愛着も湧きます。
時間をかけて一機を作り上げるのもいいものですよ。
ぜひ挑戦してみてください。
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