その1ではラジコン保険について語りました。
その2でも、知っておかなくては甚大な損害をだしてしまうかもしれないことについて語ります。
リポバッテリーの取り扱いについて。
皆さんがこれからラジコン飛行機で使用することになるリポバッテリーは、基本的に過充電、過放電に弱いです。
取り扱いを間違えると火を吹きます。
高性能とリスクのトレードオフといったところでしょうか。
しかし、ビビり過ぎるのもどうかと思うので、火を吹かないように正しい使い方を覚えてください。
専用の充電器で説明書通りに取り扱っていれば問題ないように思いますが、それでも予備知識が必要です。
リポバッテリーは過放電に弱いと書きましたが、飛ばしている飛行機のパワーが明らかに落ちたと感じるまで使ったら既に手遅れです。
それくらいでは火は吹かないまでも、バッテリーにはダメージが及びます。
リポバッテリーの電気の残量はリポチェッカーで測ることができます。
リポチェッカーで40%までをリミットとしてください。
(ホントは30%なんだけど、初心者さんは厳密に管理できないかもしれないので10%のマージンを取っているのは内緒です)
では、この40%という数値を飛んでいる飛行機から何を目安に判断するのかというと、タイマーによるフライトタイムの管理でおこないます。
多くのプロポにはタイマー機能が備わっています。
離陸時にタイマーを起動させ時間を計りながら飛ばします。
初めは2分とか3分辺りの短めにタイマーをセットし、着陸後にバッテリーの残量を測ります。
バッテリー残量が40%より余裕があったならタイマーの時間を増やしても大丈夫です。
逆に40%を下回っていたらタイマーの時間をを短くします。
但し、飛ばし方によってバッテリーの減り方も変わります。
バッテリーを労るなら少し余裕を見たフライトタイムに設定したほうが安心ですね。
一日のフライトも終え、片づけた後もバッテリーの監理は必要です。
バッテリーをしばらく使わないときは、「ストレージ」状態にしておくことが大切です。
ストレージのことをストアと呼んだりもします。
ストレージ状態とは、バッテリーに対し一番負担がかからない電圧に調整して保管できる状態のことを言います。
一般的なリポバッテリー対応の充電器にはストレージモードが備わっています。
難しいことは考えず、一日のフライトを終えたらバッテリーを充電器に繋いでストレージをスタートしてください。
全て丸く収まります。
リポバッテリー対応の充電器は、対応というだけのことがありリポ以外のバッテリーにも使用できます。
実はこれがくせ者で、リポバッテリーを充電器のリポモード以外で充電すると、というか充電し続けるとバッテリーは火を吹きます。
すべての充電モードが危険というわけではないのですが、充電モードの選択を間違えるとろくなことになりません。
ヒューマンエラーなので誰にでも起こりうることです。
くれぐれも充電器の取り扱いは慎重に、また充電中は目の届く範囲で待機してください。
ビビらすわけではありませんが、間違えると本気で危険です。
一度火を吹いたバッテリーは燃え尽きるまで待つしかないのです。
おっと尺が。
次回、飛ばす前の機体チェックに続きます。
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