専用電源、なんの電源かと言うと飛行機のメカバッテリーのことです。
かつてのラジコン飛行機ではグローエンジンが主流で、当然メカ電源を積んでいました。
今ではラジコン飛行機でも電動がかなりの割合を占めてきています。
電動機に積んでいるアンプはとても優秀で、モーター用の動力電源をアンプに繋げばメカ電源も賄ってくれます。
アンプからのメカ電源の給電はBEC(ベック)といいますね。
賢いアンプのおかげでメカバッテリーが不要となり、お手軽な上に軽量化にも貢献しています。
ですが皆さん、少し疑問に思ったことはないでしょうか。
アンプひとつがトラブルを起こすと、モーターはもちろんメカへの給電も止まってしまうのではと。
正にその通りで、実際にアンプトラブルによりメカ電源が止まってしまうということは起こります。
当然ながらメカ電源がストップすれば飛んでいる飛行機の舵は動かなくなります。
どこかへ落ちゆく愛機を、ただ見守るしか術はありません。
そこで専用電源のススメとなってきます。
メカ専用電源として給電を行なっていたらアンプトラブルが発生したとしてもモーターが止まるだけで操舵は効くということです。
このアドバンテージの大きさは計り知れません。
万が一の時にも最後まで事故の回避にあたることができます。
僕の場合、電動機のメカバッテリーには2セルのリフェを使います。
容量は850mAhで小型なバッテリーになります。
この小さなバッテリーで何回飛ばすことができるのか気になるところですが、過去に4セル仕様の機体を14、15回ほど飛ばし、その後充電してみたところ400mAh入りました。
つまり、10回程度のフライトでは全く問題なく使える容量となります。
ですが、当然ながら機体のスペックにより消費電力も変わるので、サーボが多い機体や大型の機体ではもう少し容量に余裕があるバッテリーを積んだ方が安心だと思います。
いずれにせよ二千円や三千円程度の出費でバッテリーを買って機体に搭載しておけば、大きな安全が手に入るのですから安いものです。
そしてもう一つ大事なことなのですが、メカバッテリーを受信器につなげるときにはスイッチを介すると思います。
そのスイッチとバッテリーのコネクターを繋ぐ際には、必ず抜けどめの対策を行ってください。
こんなの抜けることもないだろう、と無対策では無意味です。
こんなの抜けることもないだろう、と無対策では無意味です。
こんなの抜けることもないだろう、と無対策では無意味です。
コネクターを引っ張って抜けなければテープでもなんでもいいのですが、コネクターの抜け止め用のクリップも販売されているので利用するのが手軽でいいでしょう。
とんでもない事故を起こして海より深く後悔する前に、ぜひ対策を。
次回は電動機のメカを専用電源化する手順を説明します。
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