どんな世界においても経験値や技量により初級、中級、上級というようにランク付け、というかクラス分けみたいな分け方をされますよね。
厳密な昇級テストとかをクリアすれば階級が上がるといった明快な世界でなければ、なんとなくでクラス分けされるのも珍しくないのではと思います。
そして、ラジコン飛行機であってもクラス分けされるものです。
ラジコン飛行機といえど正式な検定試験もあり、試験に合格したら自分は何々級といったように人様に自信を持って言うことができます。
ですが、僕が思うクラス分けは検定試験や大会の出場、の前の段階の話として語らせていただきます。
では、まず初級とは。
とりあえず、離着陸ができる人。
離着陸ができるけど、条件によってはたまに失敗して機体を壊す人。
危なっかしいところはあるけど、大体ソロで対応できる人が僕が考える初級の人です。
初級クラスは割と早く脱する人が多いのではないでしょうか。
続いて中級。
僕が思う中級は、色々な飛ばし方に目覚め、その飛ばし方にトライしている人たちです。
このブログ、『F本式ラジコン塾』のスタント飛行の説明にあるような飛ばし方、それにトライしているような人たちですね。
この中級クラスが一番ボリュームがある層ではないでしょうか。
ですので、中級の中でも更に上下のクラスがあることになりますが、まぁ今は大雑把に初、中、上級と3クラスに分ける話をしているので細かい話は抜きにします。
そして上級。
上級と呼ぶにふさわしい人は中級の時に覚えたスタント演技を、さらに正確に飛ばすことができるように己の技を研ぎ澄ますような練習を行っている層の人たちです。
大会出場や検定会も視野に入ってきます。
操縦の技量ばかり書いてきましたが作る方、いわゆるビルダー側でも相当な技量のある人。
そして何より大事なのが『周りの安全に配慮できる人』こそが上級者といってもいいのでは。
つまり総合的に見てということになるのですが、「この人は上級者」と周りが認めてこそだと思います。
ラジコンが上手い人、知識が豊富な人、何年もラジコンに取り組んでいる人など外面上級者の人は色々おります。
けど、そんな人たちの中には「そんなずさんなやり方をしているの!?」みたいな人もいます。
ラジコン飛行機は相当な質量がある物体を心もとない電波を使い飛ばす遊びなのですから、安全への配慮を怠らないようお願いしたいものです。
とまぁ、思うことを書き綴ってみましたが、世間で売っているラジコン飛行機のキットにも初級者用、中級者用、上級者用と表記されていることがあります。
この機体キットに書かれているクラス分けは、いま僕が書いたクラス分けとは少し様子が違います。
上級者用と記載されている機体に関しては、「速度が速い」「安定が悪い」「機体特有の癖がある」みたいな、いわゆる飛ばしにくい機体のことと考えていただけたらと思います。
つまり、上級者用の機体に手を出すのならば、それなりの経験を積んできて大抵の機体を安全に飛ばせられるんだよね?と問われている、と考えてください。
飛んでいる飛行機が、ああなったらこう、こうなったらそう、みたいな操縦方法の引き出しが多い人がキットに書かれている上級者、なのではないかと。
はっきり言って定義のない話なのですから、「それは違うだろ!」ってご意見もあろうかと思いますが、言ったもん勝ちですってことでこの辺で〆させていただきます。
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