研ぐ。
ひたすら研ぐ。
研ぎ出しは、ただただ根気との勝負です。
難しいことは何もありません。
やり方さえ知っていたら誰でもできます。
そして、根気必須。
この “研ぎ出し” というのは、カープラモデルのボディの仕上げ方法として知っていたので飛行機にも流用しているのですが、わざわざやっている人っているんでしょうかね。
手間はかかりますが、見事な鏡面に仕上がります。
やり方としては、まずはペーパー掛けです。
♯1000→♯1500→♯2000と、順に掛けていきます。
水研ぎなんでペーパーを濡らしながら行います。
クリアの薄い垂れなんかは♯1000で落とすことができます。
しかし調子に乗ると♯1000とはいえ塗装面が無くなることもあるので油断は禁物です。
そして、下地処理が甘いとここでの♯1000で挽回させようとしてしまうんですよね。
それをやったら、まずろくな結果になりません。
下地処理の甘さは最後までごまかせないのです。
どこで妥協するかがカギとなってきます。
♯2000まで削った状態がこちら。

表面があまりにサラサラしていて、気をつけて持たないと滑り落ちそうになります。
ここからコンパウンドでツヤを出していきます。
一番最初に研ぎ出しをおこなった機体は手作業でコンパウンドをかけました。
とんでもなく時間がかかりました。
正直、こんなの手作業ではいつまでたっても終わりません。
そして、二機目の研ぎ出し作業の時に導入したマシンがこちら。

小型のポリッシャーです。
一万円と少々したのですが、ポリッシャー導入による作業効率の向上は計り知れません。
手作業の100倍どころじゃないと思います。
一度部屋の中でポリッシャーを使ったことがあるのですが、コンパウンドが飛び散って酷いことになりました。
野外での作業が必須です。
片手で扱えるサイズ感ですが結構重量があります。
女子供に扱える代物ではありません。
コンパウンドも粗目→細目→極細目と順にかけていきます。

この使いかけのチューブで足りるはずもなく、ボトル入りの大容量コンパウンドを買い足しています。
粗目は、ポリッシャーで3回はかける必要があります。
2回では足りない感じです。
ペーパーの♯1500、♯2000の作業が甘いとここで苦労することになります。
その後、細目、極細目と進むごとに艶が増してきて楽しくなってきます。
そして、汗だくになりながら仕上げた機体がこちら。

クリア塗りっぱでは得られない、しっとりとしたツヤです。
この後、ワックスをかけたりしてもいいと思います。
ここまで手間と苦労をかけて作ったラジコン飛行機。
落としたら全てが水の泡です。
飛ばせる状態に直せたとしても、せっかくの塗装は台無しになります。
つくづくマゾな遊びですよね。
次はリンケージを組んでメカ、エンジンを積み込みます。
一週間で仕上げたい!

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